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2020.09.11 (日) - 10.25 (日)
1960年代、井田照一は当時新しい美術の潮流であった、ポップ・アートをいち早く取り入れ、便器や哺乳瓶、裸の赤ん坊などのモチーフを軽快な色調で画面に描き注目を集めました。1969年にはフランス政府の奨学金を得てパリへと渡航し、目に見えない「風」や「空気」をより表層的なイメージとして捉えた表現を模索します。1970年代中頃から、「Surface is the Between - Between Vertical and Horizon」(表面はあいだである。垂直と水平のあいだ)という、井田にとって生涯のテーマとなる思想を確立し、1980年代以降になると、油彩、陶、ブロンズ、紙パルプなどの様々な素材を用いて精力的に創作活動を続けました。 本展覧会では、「イダ ショウイチ スタジオ」のご協力により、井田のリトグラフ・シリーズ『マイ・リトル・ファニー・ペイジス(My Little Funny Pages)』を一挙公開しました。 『マイ・リトル・ファニー・ペイジス』は 1960年代から井田照一が制作してきた ライフ・ワークとも呼べるシリーズです。まるでアイデア・スケッチのように、軽快に描かれた本シリーズには、多岐に渡る井田作品の本質的な思考が凝縮されていると言えるかもしれません。